お話し会 例会報告 (2016年6月~2015年1月)

                                         109回    92回

第109回例会   2016年6月20日           出席者82人(新しい人10人)

  ”高齢期のうつを正しく理解しよう”                                  

●ハッピースキルを身につけよう

  人は皆誰でも幸せになりたいと願っていると思います。近年の研究成果ではポジティブで前向きな人はより健康であり、より長生きであること、そして幸せであることがあきらかになってきています。
幸せになる方法の一つは、”ハッピースキル” を身に着けることです。
 ハッピースキルとは、”日々の暮らしの中で小さな幸せを感じることのできる能力、技術” のことです。

ポジティブで前向きになれるのは、良い面に注目する、関心を持つ。今に集中し、今を生きることが大事。

●うつ病

うつの状態とは  

 感情障害、意欲障害、思考障害

の3つの主症状がある。
うつ病は ”心の風邪” と言われるほど誰でも掛かりえる病気である。
自殺者の3割は高齢者である。

うつ病の身体症状  

頭痛、倦怠感、痛み、不眠、食欲不振、息苦しさ、妄想、耳なり、めまい。
身近な人は うつ病は病気であると理解する。励ましより暖かく見守る。
相談機関、保健所、市役所、精神保健センターなどに相談。

●うつ病予防   

 無理をしない。ゆとりある生活。自分だけ抱え込まない。生活の変化に注意。
他人の目を意識しすぎない、余裕をもって生活を心がける。

●実践ワークブックより
幸福感と脳の関係        
ポジティブな面に注目、関心を持つ。
ハッピースキルを身に着ける   

    感謝、笑顔、ウォーキング、挨拶           
ワークブックに 感謝、笑顔の記事を書く。1回実践したら書き込んでいく


 

 ユキン先生は中国で医学部を、琉球大学で医学研究科を終了、多くの研究所の研究員を経て高齢者のうつ予防プログラムに取り組んでいます。本当に流暢な日本語で話されたのに感心いたしました。

 

第108回例会   2016年5月13日   

  今回は、深田久弥の愛した百名山の一つ「筑波山」に、新緑と眺望を訪ねるバスハイクでした。
参加者は44名。五月晴れの素晴らしいお天気での開催となりました。
「筑波山」へは、ロープウエーで上がりましたから、主峰の女体山付近まであっという間に到達しました。山全体が陽に映え、それこそ目が覚めるような新緑に覆われ、所々にトウゴウミツバツツジや、ヤマツヅジが咲きほこり春の山そのものでした。かすかに春霞がかかっていましたが、あちこちからの眺望も充分に堪能できました。

かすかに春霞がかかっていましたが、あちこちからの眺望も充分に堪能できました。

   昼食後ゴンドラで下山をしましたが、着いたところが3千年の歴史を有するといわれる「筑波神社」で、境内はよく整備され、社殿も大変に立派な創りで驚かされました。参加者はそれぞれに家内安

全、夫婦和合などいろいろと欲張った祈願をしたようです。

   帰路はいつもの通りJA直販所に立ち寄り、思い思いに地元の新鮮野菜を購入し、その後も足をのばして、「牛久の大仏」に寄ってみました。そこがまたすごく、青銅製の立像としては世界最大だそうで、その迫力と荘厳さに圧倒されました。バスの中ではこれもいつもの通りで、眠いのをこらえながら30曲以上の歌を歌いながら、無事帰路に着きました。

第107回例会   2016年4月26日                               

                                                          出席人数 56人 (新しい人2人)

  郷土史研究家の山本紹一先生の講演で江戸時代の俳人一鶴堂白英の三浦紀行でした。

 走水の観音に向かうに小竹筒、肴などを持ち宿を出る。湊の周りには数々の船が見える山を登りながら、つぎつぎと俳句を作り、楽しみながらの旅模様でした。当時のお米のはかり方が合、升、斗、石、で年収も米を基準にされていました。三崎の地名のいわれも面白い。網代、油壷を過ぎ上宮田の農家に宿す。永井(長井)経て佐島,秋谷に至る。葉山を経て名越の切通を通る。この峠が鎌倉と三浦の境であり、その日は雪ノ下松尾滝右衛門方に泊まる。

 今回はここまでで鎌倉方面に旅していきます。



第106回例会   2016年3月24日

   一般財団法人日本尊厳死協会関東支部理事 常藤弘子氏より“尊厳死について”

お話しをうかがいました。

雨模様の寒い日にも関わらず78名の出席で、初めての方も8名ありました。

“リビングウイル”(尊厳死の宣言書)の要旨  
1. 私の傷病が不治で死が迫っているとき、単に死期を引き延ばす措置はお断りします。
2. ただし私の苦痛を和らげるためには十分な緩和医療を行ってください。
3. 回復不能な(持続的植物状態に陥った時には生命維持装置を取りやめてください。
以上の私の宣言に従ってくださったとき、すべての責任は私自身にあります。

1. 尊厳死と安楽死
2. 終末期医療。延命治療
3. 最後の生き方
 自分の意思を家族にきちんと話しておくことが大切
4. リビングウイルとは
 最近は病院で亡くなる方が多いので要望を示した書面があると良。 

 会長の五十嵐さんは保険証と一緒に常に持ち歩いていると話されました。必要な時に探すことなく良い考えだと思います。

 

第105回例会   2016年2月29日

 行政書士の増井裕美子先生による「終活について」シリーズの三回目、相続や遺言状について勉強しました。

  心配するようなお天気にも関わらず116名の参加者がありました。初めての参加者が26人もありましたことは関心の深さがわかります。

 

内容

・法律で決まっている相続人と相続分

 配偶者のいる場合、配偶者のいない

 場合を順位別に説明がありました。

・平成27年1月1日に改正された相続税

   の基礎控除

  3000万円+600万円×法定相続人

 これ以下では税はかからない


 ・遺言状について

  遺言状のメリットについての話

  遺言状の種類とメリットとデメリットを具体的に説明がありました。

  遺言状の見本例

 非常に具体的でわかりやすい説明で時間の経つのが早く感じました。

相続が「争続」にならないように遺言書は大切なことだと思いました。

 


第104回例会   2016年1月21日

「がん治療最先端! 最新鋭・放射線治療装置トモ・セラピー」のお話

         講演者:湘南鎌倉総合病院 放射線課副主任 山下部亘氏

 "トモセラピー" 聞きなれない文字ですが最新放射線治療装置のことです。

 体に優しいがん治療器で身体的負担が少ない治療です。日常生活を送りながら外来治療が可能です。日本国内で17施設、神奈川県に2台あります。健康保険が適用されるのは安心です。横須賀に近い病院でがん治療が受けられるのはうれしいことだと思います。

 先生が見える前に、歌のしおりを見ながら瀬川先生のハーモニカで皆で歌を楽しみました。



第103回例会   12月17日

  今回は、恒例の「懇親会兼忘年会」でした。
  モアーズの「つきぢ 植むら」で開催されましたが、36名もの方にご参加いただき、美味しい料理を堪能し、ゲームをやったり歌をうたったりと、年末のひと時を楽しく過ごしました。
  下種な話しですが、今回はなんと言っても出てくる料理がどれもこれも美味しく、大満足でした。もちろん呑める人は、少々のビールやお酒もいただいたのは言うまでもありません。
  食事をしながらの団欒の後は、平成27年の全例会皆参加者と、90歳以上の方への感謝セレモニーが行われ、その後はみんなでビンゴなどのゲームをやったり、シルバー川柳からの何首かを読み合ったりしました。
  みんなでワイワイ騒いでいるうちに、楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後はいつもの通り歌をうたって終了となりました。
 今回は参加者全員に、心のこもった素敵な賞品がいきわたるようになっていて、中には幾つもの賞品をいただいき大喜びの方もいらっしゃいました。 
  感謝、感謝でした。

● 第102回例会    11月26日

 今回は、郷土史家・山本詔一先生をお招きしての講演会でした。

内容は、江戸時代の俳人・一鶴堂白英の「三浦紀行」のお話しで、7月例会の第1回に続く、2回目の講演会でした。

今から200年以上前の俳人白英の吟行記で、江戸を発って杉田の梅林を訪ねる旅は、一気に金沢から浦賀まで足を延ばしてしまい、さらに浦賀から三浦三崎までを旅する話しです。

前回は、江戸から杉田、金沢を経て浦賀に至るまでで、今回は観音崎や浦賀での様子、三崎に到達するまでとなりました。浦賀の名主やご用達商人など、様々な人たちに世話になりながら、観音崎や浦賀の名所案内をはじめ、宿の提供・酒や美食などのおもてなしを受けた吟行を、面白く、興味深く、そのあとは陸路を苦労して三崎に到着するお話しでした。

  いつものように歌もうたいました
  いつものように歌もうたいました

今回のシリーズは、2回講演で終了予定でしたが、三浦三崎での話の多くが残ってしまいました。そのため来年にまた機会をつくり、続きのお話しをいただく予定にしています。ご期待ください。


講演が終わったのち、いつものように30分ほど合唱を楽しみ散会しました。

 

● 第101回例会   バスハイク 10月30日

今回の例会は、恒例の秋のバスハイクでした。参加者は51名。大型バスをチャーターして、落葉松の紅葉をもとめて長野県にある「入笠山」まで行ってきました。
場所は諏訪湖に近く、山頂は1955mもあるところで、富士山を始め、北アルプスや南アルプスなどの大パノラマが望めるところです。
麓からゴンドラに乗り、降り立ったところが、既に1800m以上あるところで、山登り組と湿原付近散策組みに別れて歩きました。山頂を目指した人は33名もいて、何とか全員が頂上までの登頂を果たしましたが、当日はあいにく薄い雲がかかり、期待したほどの展望には出会えませんでした。
また付近一帯覆う落葉松の紅葉は終わりに近づいており、黄金色に輝くほどの黄葉には出会えず、心残りの散策となってしまいました。
ただ麓付近では、カエデ類の紅葉や落葉松の黄葉が残っており、また6人乗りのゴンドラは、その長さというか距離と、そしてどんどん高度を上げていく素晴らしさは、感嘆の一言でした。
帰路はいつもの通り地元の道の駅に立ち寄り、地元野菜など思い思いに買い物をし、バスの中はほとんど歌いっぱなしで、無事にほぼ予定通り帰着しました。
バスハイクの時は決まって、地元観光協会のアドバイスを得て、最適の時期に日程を組むのですが、春のバスハイクの時や今回のように、花や紅葉に合わせての散策の難しさをあらためて感じました。
なお今回はカメラの調子が悪く、写真での紹介が出来ませんでした。申し訳ありません。

● 第100回例会    9月24日

100回記念例会として「池上先生・小杉先生と一緒にうたおう!」を行い、200名を超す方々に参加いただきました。 歌う会例会とは違い、両先生を身近に、秋の歌やなつかしい歌など15曲ほどをうたいました。それに池上先生に、原語で「広い河の岸辺」、「ウィーンわが夢の街」を歌っていただき、小杉先生からは

「乙女のいのり」とショパンの「ノクターン」のピアノ演奏をしていただきました。100回記念にふさわしい盛り上がりでした。



● 第99回例会    8月25日

行政書士の増井裕美子先生による「終活について」シリーズの二回目で「エンディング・ノート」作成について勉強しました。

ノートの内容として、

・私のプロフィール(2枚の写真を含む「輝いてる私 と 遺影用」)

・医療(緊急連絡先や持病・かかりつけ医・薬・病歴など)

・終末医療について(延命措置希望の有無、検体希望の有無など)

・葬式・埋葬の方法、資金など

・もしもの時の連絡リスト

・思い出、好きなもの・こと、これからしたいこと

などを挙げられました。

残された人生を大事に、楽しく充実したものにするためにもエンディングノートを作りましょうとのお話が心に残りました。


● 第98回例会    7月30日  

郷土史研究家山本詔一先生の講演です。

「おもしろ歴史噺 俳人一鶴堂白英の "三浦紀行の足跡を訪ねる"」のお話しです江戸時代の俳人である一鶴堂白英が、観梅に杉田来たついでに浦賀や観音崎、久里浜、そして三崎まで足を伸ばした時の紀行の第一回目で、浦賀に至るまでの部分を、当時の時代背景や庶民の生活状況をまじえて、先生のいつもの通りの楽しい語り口でお話しをいただきました。


● 第97回例会    6月29日  終活についてのお話

 行政書士の増井裕美子先生をお招きし、「終活について」のお話を伺いました。

 終活の3本柱として「整理」・「相続」・「エンディングノート」を挙げられ、今回は、終活シリーズの第一回として、「整理」について、「住まいの整理」、「財産の整理」、「もしも手続きリスト」などのお話をいただきました。

 身近な問題として、たくさんの会員の皆様に参加いただきましたが、先生の福祉センターでの相談員としてのご経験などを含め、具体例をあげつつ、今から備えておくべき事柄や、整理にあたっての心構えなどについてわかりやすくお話いただき、深刻な問題を楽しく伺うことができました。

 終活の3本柱のもう一つ、「エンディングノート」については、8月の例会でお話いただきます。 「相続」については来年を予定しています。



● 第96回例会    5月29日  バスハイク

 今例会は、恒例の春のバスハイクで、「水沢観音から榛名湖への散策」-名物水沢うどんとヤマツツジを訪ねる旅ーでした。

 晴天とは言えませんでしたが、さほど暑くもなく、雨の心配がない心地よい陽気の下、51名の参加を得て、無事に行ってきました。

 1300年ほど前に開基されたといわれる水沢観音にお参りをし、手打ちの名物つるつるうどんや舞茸のバター炒めと、またサービスに出していただいたこんにゃくと舞茸の煮付けも平らげ、それぞれがみんな絶品の美味しさで十分に堪能してきました。 1400mの榛名山にはケーブルで一気に登り、またヤマツツジの咲く榛名湖畔をのんびりと散策しました。

 帰りには元祖といわれるお饅頭屋と道の駅にも立ち寄り、バスでは歌のうたいっぱなしで、満足のバスハイクでした。


● 第95回例会  歌声お話し会

4月24日(金)に、初めての試みですが、アコーディオン奏者山田通雄氏をお招きし、「歌声 お話し会」を行いました。 120名の参加者が、この日のために用意された歌集を手に、瀬川さんの名司会・指導のもと、31曲も歌いました。



● 第94回例会  介護と医療のお話

 3月26日(木)に神奈川みなみ医療生活協同組合の奈良栄美先生をお迎えし、

 今年4月に大幅に見直された「介護制度と医療」のお話しを伺いました。



● 第93回例会  MRIについてのお話

  2月23日(月)に湘南鎌倉総合病院の 放射線科 千葉威志先生にお願いし、「MRI

  ってどんな検査 ?  新設3T(テスラ)MRIのご紹介」のお話しを伺いました。


●  第92回例会

1月26日(月)に郷土史研究家の山本詔一先生をお迎えして、シリーズ「横須


賀の歴史を彩った人々」の第2回目 「おりょうさんと当時の女性達の生活」のお話をいただきました。

さくらの会 バスハイク
芸術の森公園の散策

●2014年秋 バスハイク

 「笠間稲荷と陶芸の里」散策を行いま

 した。

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2024年4月18日(木)

第236回例会の報告を掲載しました。      こちら

 創年日日タイムズ(神奈川新聞社)の第51号(2023.3.5発行)にさくらの会の紹介記事が掲載されました。 こちら

さくらの会が「市民公益活動に貢献した」として、横須賀市から表彰されました。       こちら

第221回例会

 2022年1月19日(木)

 歌と新春コンサート

の報告を掲載しました。                         こちら

第220回例会

 2022年12月8日(木)

 クリスマス特別例会

の報告を掲載しました。                         こちら

第214回例会

「歌と新春コンサート」

 2022年1月13日(木)

   の報告を掲載しました。                         こちら

特別例会

「二期会コンサート」

 2021年12月9日(木)

   の報告を掲載しました。                         こちら

聴いて楽しむコンサート

2020年11月19日(木)

        12月  3日(木)

の報告を掲載しました。                         こちら

当会 原洋子名誉会長が

タウンニュース横須賀版(2018.10.19)に紹介されました。

   内容は こちら

200回特別例会(2018.9.8)報告を掲載しました。

                        こちら

また、当日午後に行った「さくらの会 愉快な仲間たちコンサート」の内容・写真を掲載しました。こちら