例会報告
2017年1~6月
歌う会 第183回
平成29年 6月 15日
ここ横須賀は今月7日に梅雨入りをしましたが、例会日の2日前に雨が降ったものの、そのほかの日は曇りや晴れの日がほとんどで、今回の例会日も“梅雨の晴れ間”と云っていいものか
わかりませんが、陽差しはさほど強くなく、風も適度にあって、この時期にしては最高のお天気に恵まれました。
したがって参加者も開館まえから大勢の方にお並びいただき、午前・午後の部を合わせて、先月を上回る1,650名を超えることになり、会員の皆さまとお天気に感謝した次第です。
6月例会のテーマは、「雨」と、「ペギー葉山を偲ぶ」でした。
うたった歌は、6月の例会歌集より、「雨」「蛙の合唱」「かたつむり」「夏は来ぬ」「雨降りお月」「雲のかげ」「みどりのそよ風」「おお牧場はみどり」「いつでも夢を」「南国土佐を後にして」「学生時代」「ドレミの歌」と、覚える歌「すかんぽの咲く頃」の13曲です。
それに先月の歌集から、覚える歌であった「グリーン グリーン」と「茶摘」「田植」の3曲と、ファイナルテーマソングの「さようなら」の、合計17曲をうたいました。
選曲には毎回頭を悩ましているのですが、今月は難しそうな歌もほとんど
なく、吉原・池上先生をはじめ、先生方全員が、いつもの通り張り切ってやっていただいたので、とても楽しい例会になったのではないかと感じました。
曲目で見ると、四声輪唱の「蛙の合唱」は、池上先生の発想で、全参加者を誕生月で四つにわけて歌いましたが、隣の人が必ずしも同じ誕生月でないため、全体としてみごとな歌の面白さとハーモニーがかもしだされました。
「夏は来ぬ」は、下のハーモニー部
分を軽く練習し、「雲のかげ」もメロディーを忘れている人のために、何回か復習をしてうたいました。「おお牧場はみどり」は今月の男性歌で、いきいきした歌声が響きわたり素晴らしかったです。またあらためて全員でもうたいました。
覚える歌の「すかんぽの咲く頃」は、昭和5年の尋常小学唱歌に取りあげられた歌です。池上先生の丁寧な指導と、夏に咲く“すかんぽ”の茎を折って口にすると、酸っぱい味がすることなどを思い出しながら、楽しく覚えられました。
ペギー葉山を偲ぶ歌の「南国土佐を後にして」「学生時代」「ドレミの歌」は、さすがにそれぞれがよく知られている歌なので、皆さんの声も一層ボルテージが上がっていたようでした。
なかでも「ドレミの歌」では、2部合唱になるところを吉原先生が、今度は参加者を血液型で分けて、A型とそれ以外の方とに別れて歌ったのがまた面白かったです。
例会が終わってお帰りになる会員の皆さんのお顔に、当日のお天気と同じようなすがすがしさが感じられてよかったです。
なお今回は休憩時間中に、ロビーにてハンドベルの「癒楽の会」のデモ演奏がありました。いつもは30名近くで練習をしていますが、午前、午後の部に別れたこともあって、少人数演奏にならざるを得なかったことには、申し訳なかったと感じました。
歌う会 第182回
平成29年 5月 18日
射す陽差しは夏日のようでしたが、それでもおおよそ一日中、初夏をひかえた晩春らしい気持ちのいいお天気に恵まれました。
参加者は午前・午後の部のそれぞれで、開館前からたくさんの方にお並びいただき、最終的には1650名近くの大人数になりました。
今月は5月の開催らしく、歌のテーマを“子ども歌”として、子供達にちなんだ曲に覚える歌をふくめて、この季節らしい歌をうたいました。
5月の例会歌集から、「鯉のぼり」「背くらべ」「ごんべえさんの赤ちゃん」「いぬもおまわりさん」「哀しみのソレアード」「手のひらを太陽に」
と、「茶摘」「田植」「五月の歌」「青葉城恋歌」に、覚える歌の「グリーン グリーン」の11曲をうたいました。
また先月の歌集から、覚える歌の「数え歌」のほか「春風」「若葉」「青い山脈」と、最後にテーマソングの「さようなら」の、合計16曲を歌いました。 曲目でみると、「鯉のぼり」や「背比べ」などで池上先生がいつもの通り丁寧で詞の内容に踏み込んでご指導いただいたこと、「哀しみの
ソレアード」や「五月の歌」「手のひらを太陽に」等での吉原先生の時代背景や歌い方のご指導は、とても楽しくありがたかったです。
「ごんべえさんの赤ちゃん」では、全員で所作を付けてうたったのも、また楽しかったです。 覚える歌については、今月の「グリーン グリーン」と先月の「数え歌」とも、池上・吉原両先生により丁寧なご指導・復習をいただきました。しかし歌詞もメロディーもとても素晴らしい歌なのですが、
全体としては歌詞付けがなかなか難しかったのではと感じました。
今月も池上先生と吉原先生のやり取りやパフォーマンスが多くの笑いを誘い、例会の2時間があっという間に終わった感じでした。感謝、感謝です。
なお休憩時間には、サークル「さくら ハーモニカ・クラブ」のデモ演奏がロビーで披露され、たくさんの方が聴いていらっしゃいました。 現在、会員募集中だそうで、興味のある方おたずねください。
歌う会 第181回
平成29年 4月 20日
雨の心配のない例会開催でした。午前中はまさに春風駘蕩そのもので、肌寒さが多少あったものの春らしい気持ちのいい日でした。午後からは春霞がかかり、風もでてきましたがまあまあのお天気で、安心して例会開催ができました。
そんな陽気もあって、午
前の部では開館前から参加者が、文化会館をぐるーと取り囲むようにお並びいただき、また午後の部でも大勢の方の参加があって、お陰さまで当日の総参加者数は1700名を優に越しました。会員皆さまのご協力もあって、楽しく無事に例会開催ができ感謝しております。
歌った曲目は、「春」をテーマにした4月例会歌集から、「さくら さくら」「みどりのそよかぜ」「めだかの学校」「春風」「若葉」「みんながみんな英雄」「乾杯の歌」「四季の歌」「青い山脈」と、覚える歌の「数え歌」の10曲です。
それに、先月の歌集から「世界に一つだけの花」「旅人の唄」「花の街」と、テーマソングの「さようなら」を加え、合計14曲をうたいました。
今月も吉原先生と池上先生のやり取りが冴え、それに小杉先生と小泉先生を巻き込みながら例会開催中は笑いが絶えず、2時間があっという間に終わってしまいました。
そんな中で、覚える歌の「数え歌」は、1から7までの数字を、日本語から始まって、英語、中国語、ドイツ語、トルコ語、スワヒリ語をまじえて歌うのですが、世界中の人たちが歌を通じて仲良く、平和で豊かに暮らそうとの願を込めた素敵な歌詞で、メロディーもよくとてもいい歌でした。少し難しい曲を、池上先
生がいつもの通り丁寧にご指導いただきましたが、来月もしっかりおさらいをお願いしたいと感じました。
題名としては聞きなれない「みんながみんな英雄」は、歌手のAIさんがauのテレビCM「三太郎」シリーズで歌っている曲です。メロディーは
フォークダンスの「オクラホマミキサー」で問題はなかったのですが、歌詞付けがテレビCMのようにはいかず、なかなか難しかったです。
「乾杯の歌」では会員みなさんの拍手に応え、最初に吉原先生が独唱してくださいました。さすがに素晴らしかったです。
また「青い山脈」は、1番と3番を男性だけで歌いましたが、小杉先生の軽やかな伴奏に聞きほれながら元気よく歌いました。その他の「春」にちなんだ歌の数々も、さわやかな陽気に励まされ、それぞれに思いを込めいきいきとうたわせていただきました。
なお休憩時間には、吉原・池上両先生が主宰する「たんぽぽ合唱団」のデモ演奏がロビーで披露され、たくさんの方が聴いていらっしゃいました。
歌う会 第180回
平成29年 3月 16日
いつも心配をしているお天気模様は、前々日、前日が冬の戻りのような寒さと、はっきりしない天候だったのでどうなるか心配をしました。それも杞憂となり、朝の冷え込みがあったものの、日中は早春らしい暖かな陽が差し、この時季としては恵まれたお天気でした。そんな天候も寄与したのか、
参加者数は先月を若干上回り、午前・午後の部合わせて、1700名を超す大人数となりました。
歌った曲目は、“春と巣立ち”をテーマにした3月例会歌集より、「花の街」「花-瀧廉太郎作曲」「春の唄」「巣立ちの歌」「わかれ」「世界に一つだけの花」「思い出のアルバム」「仰げば尊し」と覚える歌「旅人の唄」の9曲と、先月の歌集から「毬藻の歌」「どこかで春が」「早春賦」の
3曲でした。それにテーマソングの「花は咲く」と「さようなら」を加え、合計14曲をうたいました。
歌った曲目の中で、特に数百人による「花」の二部合唱と、男性会員による「仰げば尊し」は、ホール全体に歌声が響きわたり感動的でした。
また「世界に一つだけの花」は、人気グループだったSMAPの解散もあって、数ヶ月前より何人かの方から繰り返しリクエストが寄せられていた曲です。歌としてはかなり難しいので、取りあげるのを躊躇してきたのが正直なところでしたが、吉原・池上両先生の見事なリードで何とか歌いきることが出来ました。さすが「さくらの会」の皆さんだと再認識しました。
ところでここのところ本当にありがたいと思うのは、池上、吉原両先生のトークと云うかやり取りがますます冴え渡り、丁寧であり、また情熱的な歌唱指導の合間に、いつも笑いをもたらし、楽しく充実した例会にしていただいていることです。勿論云うまでもなく、小杉・小泉両先生も、それに相槌
を打ちながら、ピッタリと息が合わせ、心にひびくピアノ伴奏をいただいていることは、参加者全員が承知しているところです。
今月は、あの東日本大震災があった7年目の月であり、久しぶりに「花は咲く」をうたい、一刻も早い復旧・復興を願いました。
歌う会 第179回
平成29年 2月 16日
春が近づくこの時期の特徴でしょうか、寒暖差の大きい日がここ何日かありましたが、今回の例会時は、雲ひとつない3月並の暖かな、素晴らしいお天気日和となりました。
それは何日も前から晴天を願っていた主催者にとっては何よりものことだし、会員の皆さんも、こころ弾む思い
で参加されたかと思います。そんなことで、今回の例会では、新規加入者が46名と多く、午前・午後の部を併せた参加者数は、1700名にもなり、大変な大人数になりました。
曲目は皆さんからのリクエストにお応えしながら、春らしい歌を中心にうたいました。
3月例会歌集より、
「どこかで春が」「ひなまつり」
「うれしいひな祭り」
「春の日の花と輝く」「早春賦」
「四季の雨」「新雪」
「小さな世界」「待ちぼうけ」「思い出のグリーン・グラス」と、
覚える歌の「毬藻の歌」の11曲でした。
なお「待ちぼうけ」は、一通りうたった後、再度男性と女性とで交互でうたいました。
その他にも、2月の例会歌集から、「冬景色」「朝はどこから」「心の窓にともし灯を」「星の界」をうたい、最後にいつもの通り「さようなら」をうたってお別れとなりました。
今回の例会では、覚える歌の「毬藻の歌」の他に、「ひなまつり」「小さな世界」「春の日の花と輝く」「四季の雨」「思い出のグリーン・グラス」の各曲が、参加者の皆さんにはなじみが少なかったようで、先生に簡単なご指導や、何回かうたって旋律を覚えていただくようなことをやっていただきましたが、時間の関係もあり果たしてどの程度うたえたのか、心配をいたしました。
これをカバーしていただいたのが、いつもの池上先生、吉原先生の丁寧なご指導と、お二人のトークのやり取りでした。それに加え吉原先生が
会場内を廻りながら参加者と一緒になってうたっていただいたことなどもあって、とても楽しく盛り上がった例会となりました。
馴染みの少なかった各曲ともとてもいい歌なのですが、今回もまた、選曲の難しさを改めて認識したところです。
歌う会 第178回
平成29年1月 19日
今年最初の例会でした。午前中は曇り空に覆われていましたが、午後には冬らしい晴天となり、全国各地での大雪を考えると、恵まれた天候下での開催に感謝いたしました。
今回は、冬らしい歌をうたい、素敵な「新春コンサート」もあって、新年のスタートらしい素晴らしい例会となりました。
午前・午後の部ともに、開場まえからたくさんの方々にお並びいただき、寒さの厳しいこんな時期にもかかわらず、参加者はなんと1800名ほどとなり、心から感謝しております。
うたった歌は、1月の例会歌集より「冬景色」「朝はどこから」
「星の界」「ペチカ」「冬の夜」
「心の窓にともし灯を」「雪の降る街を」の7曲を歌いました。
「冬景色」は、下のパートをほんの少し復習をして、二部合唱でうたいましたが、感動のハーモニーが会場いっぱいに響きわたり、会員皆さんの素晴らしさをあらためて感じました。
また年初めの元旦の「旦」の字は、訓読みで「あした」とか「あさ」と読み、太陽が地平線から上がってくる様子を云うそうですが、この1月に「朝はどこから」がうたえたことは、よかったかなぁと思っております。ただ昭和34年の年末に発表され大ヒットした「心の窓にともし灯を」が、意外にご存じない方が多かったことには、申し訳ない思いでした。
今回、男性の皆さんにうたっていただいた歌は「雪の降る街を」でしたが、いまの時期にピッタリで、吉原先生の熱のこもった指揮に応えうたいましたが、いつもの通り女性会員の皆さんから大喝采をいただきました。
今年の「新春コンサート」には、バイオリン・チェロ・ピアノ編成の『アンサンブル ドルチェ』をお招きしました。
演奏者は、
バイオリン 下川美帆さん、
チェロ 中村美保さん、
ピアノ 小杉先生で、
演奏曲目は、
トリオによる演奏
「愛の挨拶」(エルガー)、
「愛の喜び」(マルティーニ)、
ピアノ独奏
「幻想即興曲」(ショパン)、
チェロ独奏
「白鳥」(サン・サーンス)、
「親愛なる言葉」(カサド)
バイオリン独奏
「タイスの瞑想曲」(マスネ)、
「チャルダッシュ」(モンティ)
トリオ演奏
「アマポーラ」(ラカジェ)、
「私のお気に入り」(ロジャース)、 「君の瞳に恋してる」(クルー)
―――の10曲でした。
おまけのアンコール曲は、「日本の童謡・唱歌メドレー」を演奏いただきましたが、クラシックだけでなく、ポップ調の曲もあって、またほとんどの曲がどこかで聴いたことがあるようなものばかりで、親しみや懐かしさも加わって、心があらわれるような感動の演奏をいただきました。
最後に、『アンサンブル ドルチェ』の方々にも加わっていただき、いつもの「さようなら」をうたって終演となりました。
今年最初の例会が、感動の例会でスタートできたことにホッとしており、ご参加いただいた会員の皆さんはじめ、ゲストや先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。